雷や大きな音を嫌いなゴールデンに関するご相談を時々いただきます。
ゴールデンはもともとはイギリスでガンドッグと呼ばれる猟犬です。
ガンドッグとは文字通り鉄砲を使う猟で活躍していた犬のことです。
なのでゴールデンは基本的に音を怖がらない子にだけがブリーディングをされてきました。
その結果、遺伝的に音を怖がる子は多くありません。
しかし現代の日本のゴールデンの中には大きな音を怖がる子が少なからずいます。
よくあるケースとして特徴的なのは、最初はちょっと驚いていた程度だったのに、
年齢を重ねるごとに日に日に怖がり方がひどくなっていくという点です。
ご相談をいただいた際、一つ質問をさせていただきます。
「怖がっているときにどのように接していますか?」
このようにお聞きするとたいていの場合、
安心できるように優しい声をかけたり、そばにいて撫でてあげたりといったお答えをいただきます。
怖がる原因はこれです。
少し前にこのブログで書いた「吠えたらチーズ」と同じ理屈です。
https://p-gol.seesaa.net/article/201709article_3.html
「吠えたらチーズがもらえる」と同様で、
「怖がると優しくしてもらえる」と学習しています。
同時に飼い主さんが不安そうな様子を見せれば、やはりこの音は本当に怖いものなのだと、
感受性の強いゴルは本気で怖がるようになります。
ちなみにぴーすには雷を怖がる子は一頭もいません。
もし雷が鳴ったとしてもゴルの前では人が怖がるような様子を見せませんし、
もし怖がっているような様子を見せているゴルがいても特別に扱わずににいつも通りに接します。
更に周りのゴルたちも怖がらないのでなんでもないと学習していきます。
またぴーすには地震を怖がる子もいません。
少し前の話になりますが、3.11の大きな地震の際はちょうどゴルの運動時間でした。
私も運動場にいました。
地震が来た瞬間、楽しそうに遊んでいたゴルたちがみな動きを止め、
私に視線を向けてきました。
「これ何?どうするの?」とリーダーである私に答えを求めてきたので、
「気にしないで遊べ」と楽しそうな声を出しました。
するとみな揺れてる最中でも遊びを再開しました。
あの時は建物の中よりも何もない運動場が安全だと考え、そのままでいいよという指示を出しました。
もしあの時に私自身がパニックになって悲鳴でも上げていれば地震を怖がるようになった子がいたかも知れません。
感受性豊かゴル~(*´ω`*)ノシ
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