服従訓練という字面に思うこと

犬のしつけとか訓練に関して、本やネットなどを見ていると、

服従訓練という言葉が良く使われています。


何十年も前から使われている古い言葉ですが、その間に世の中はずいぶん変わりました。


私が子供のころは学校の先生の体罰が当たり前でした。

愛のムチなんて言葉が普通に通っていました。


持久走でいつもよりも遅いという理由で平手打ちをされるとか、ごくごく当たり前で、

親にそれを言いつけても「お前が悪い」という感じでした。


私は昔の訓練の現場を知りませんが、そんな世の中でしたので、

すべてがそうだったとは思いませんが、

犬のしつけ訓練の内容も推して知るべしだったのではないかと思わなくもありません。




その時代の名残りとでもいうものが服従訓練という言葉なのかと思います。

私も服従訓練という言葉を使うことはあるのですが、お座りとかマテを教えるという意味合いでしか使っておらず、

ゴルが人に服従する必要はなく、ご褒美がもらえるから言うことを聞く、

褒めてほしいから言うことを聞くでもいいと考えています。


ただし、どんな場所でもどんなシチュエーションでも人の言うことを聞く必要があると考えていますので、

家ではマテが出来るけど、ドッグランで他に犬がいるとできないとかではあまり意味がないと思います。


出来るようになるには正しい方法で繰り返し練習すればゴルは非常に賢いのでそれほど時間がかからずに身に着けてくれることと思います。


一昔前はごく当たり前の、残業が多かったり、上司からの強いプレッシャーガある会社はブラック企業などとも呼ばれる世の中ですので、

服従を求めるという言葉自体が好まれない時代だと個人的には感じます。

信頼関係を築くための訓練という感じでちょっとカタカナにして、

「ビルディングトラストトレーニング」

とかのほうがとっつきやすいような気がしますね。

やることは一緒でも名称はけっこう重要だったりするのかと思います。

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信頼関係はコツコツと築くゴル~(*´ω`*)ノシ

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